J1FC東京が27日の大分戦(味スタ)で3―0と快勝。日本代表DF小川諒也(24)が今季初ゴールを決めて大きな存在感を放った。
FC東京は前半24分にFWレアンドロ(28)、FWディエゴオリベイラ(31)と得点を重ね、後半2分に小川がDFバングーナガンデ佳史扶(19)からのクロスのこぼれ球に反応して左足でダメ押しの3点目を奪った。
小川は森保ジャパンの6月の活動でも猛アピールに成功し、FC東京に戻っても絶好調でチームに今季初の3連勝をもたらした。
小川は「佳史扶とハーフタイムに『おれも(中に)入るから見ておいてよ』と言っていた。あのシーンは自分以外にも中に3、4人入っていて、みんなが攻めてくれたおかげで僕のところにこぼれてきた。全員が連動してすごく良い形で決められたゴールだった」と狙い通りの一発に胸を張った。
この日は本職の左サイドではなく右サイドバックでプレー。「左利きが右サイドバックをやる強み、違った形をやりたかった。今日はそれをけっこう出せたと思う。自分はやれと言われればどこのポジションでも出たい」とプレーの幅を広げており急成長を遂げている。
さわやか系のイケメンで、お笑いコンビ「EXIT」の兼近大樹(30)ばりのピンク色の髪でも最近注目を集めている小川。強烈な個性を放つ若武者がFC東京の顔となりつつある。