【ノア】丸藤正道が杉浦との前哨戦で見せつけたGHC王者の底力

王者のプライドを見せつけた丸藤

27日のノア配信大会「ABEMA PREMIUM MATCH」でGHCヘビー級王者の丸藤正道(41)が底力を見せた。

セミのタッグマッチでは初防衛戦(7月11日、仙台サンプラザホール)で迎え撃つGHCナショナル王者の杉浦貴(51)と前哨対決。序盤からグラウンドの攻防や前蹴りの応酬で激しく意地をぶつけ合った。

ところが杉浦にブレーンバスターの体勢からロープにぶん投げられ、徐々に流れを明け渡してしまう。カニばさみで悶絶しパートナーの田中将斗(48)の救出で、からくもピンチ脱出という場面もあった。

それでも蹴りのコンビネーションや虎王で活路を見いだすと、杉浦と丸め込み合戦を展開。最後はフロントネックロックを切り返して杉浦から直接勝利を奪った。

試合後は「俺と杉浦は常に続きのある試合をしている。前回(13日配信大会)の試合の負けは俺の中にインプットされていたから同じ相手に負けられない。今日は俺の方が一手先をいっていたが、まだ前哨戦は続く」と気を引き締めつつ「王者として威厳の残せるような試合を毎試合したい」とプライドをのぞかせた。

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