【RIZIN】引退示唆の皇治に榊原CEOが「MMA転向」のススメ

白鳥に完敗し皇治はガックリ

格闘技イベント「RIZIN.29」(27日、丸善インテックアリーナ大阪)での「キックワンナイトトーナメント」で、〝疑惑のバッティング〟3発を放った末、決勝で白鳥大珠(25)に完敗した〝キック界のドン・ファン〟こと皇治(32)が引退を示唆した。

RIZINの榊原信行CEO(57)は皇治の進退について「最終的には本人が決めることですが」としつつも「これだけビッグマウスでかき回して、偶発的な頭突きとかそういうのも含めて全て、皇治のアクションにみんなリアクションを取っていたわけですからね。結果は結果で受け止めて続けるべきだと思います」と現役を続行するよう説得する意向を示した。

その後、榊原氏が本紙に明かしたのが総合格闘技(MMA)への転向プランだ。「落ち着いたところでしっかり話したい。キックは引退でも、思いきって総合転向を勧めようと思ってますよ」。32歳という年齢はキックではベテランでもMMAでは中堅。その上、階級は現在トーナメントを開催中のバンタム級で、カードに欠くことはない。

本紙既報通り、皇治は寝技の練習を始めており、まさかまさかのMMAで再起の可能性も出てきそうだ。

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