832人分の個人情報が流出 会津若松市職員、電子メール誤送信

 会津若松市は27日、職員が電子メールを誤送信し、メールアドレスを登録していた832人分の個人情報を流出させたと発表した。市政だよりを添付して送信する際、誤って登録者の氏名などが書かれたリストを添付し、登録者832人に送信した。現在のところ、誤送信による被害は確認されていない。

 市は、自治体からの通知や公共料金の請求書などをインターネット上で受け取ることができる日本郵便のサービス「マイポスト」を利用し、登録者に市政だよりなどを送信している。誤送信したリストには、マイポストの登録者832人分の氏名と、匿名化しているマイポストの「仮名ID」が記載されていた。

 市によると、26日午後2時35分ごろ、職員がメールを誤送信。同日夜、マイポストに登録している別の職員が気付いたという。市は27日、登録者に報告と謝罪のメールを送信。事故対策本部を設置し、今後の対応と再発防止を検討している。

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