緊急列車停止装置 切れた状態で走行、計5便 JR九州長崎支社が発表

 JR九州長崎支社は26日、25日の午前7時19分長崎発長与経由の諫早行き普通列車(2両編成)が、緊急列車停止装置(EB装置)が切れた状態で走行していたと発表した。同じ車両を使用した24日の計4便でも切れた状態だったことが分かった。いずれも乗客への影響はなかった。
 同支社によると、EB装置は運転士が気を失った場合などに自動で非常ブレーキが作動する。25日に長崎駅を出発後、運転士がEB装置が機能していないことに気づき、高田駅で装置のブレーカーを確認。「切」の状態だったため、次の長与駅で「入」に切り替えた。
 同支社によると、ブレーカーは運転席上部にあり、始発前点検で確認する。同支社は人為的ミスと機械の不具合の両面から原因を調査している。


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