韓国ドラマといえばこの歌手!今注目のアーティスト5選

Gaho『はじまり』/ドラマ「梨泰院クラス」

韓流ブームによってOST(オーエスティー)という言葉が定着してきた近年。ヒットする韓国ドラマには、名シーンが色鮮やかによみがえる劇中歌の存在が欠かせません。アジアを越え、今や世界中の人々を魅了する韓国ドラマを彩るOSTの常連アーティストたち。名前は知らなくても歌を聞けばシーンがよみがえるかも?

Gaho

現在のドラマOSTに欠かせない男性歌手がGahoです。シンガーソングライターとして2018年にデビューし、「梨泰院クラス」の主題歌『はじまり/Start』がチャート1位となり大ブレイクを果たしました。

のびやかなバラードやR&Bが持ち味で、「時間」「私の恋したテリウス~A Love Mission~」など数々のOSTに参加。「スタートアップ:夢の扉」の『Running』は希望に満ちたロックナンバーでした。「あなたが眠っている間に」でイ・ジョンソクが歌った『僕と/Come to me』SHINeeの『I Say』など、楽曲提供も行なっています。

URBAN ZAKAPA

名前の通りアーバン(都会的)なシティポップやR&Bを得意とする男女混成グループです。元々は9人グループでしたが、現在はパク・ヨンインクォン・スニルチョ・ヒョナの3名で活動しています。

「トッケビ」の『願い/Wish』「ナイン~9回の時間旅行~」の『ただ少し』など、シンプルなサウンドと男女の混ざり合ったハーモニーがドラマに深みを与えます。他のアーティストとのコラボもありますが、「ドクターズ」ではヨンインスニルの男性のみ、時代劇「哲仁王后」ではチョ・ヒョナのみなど、男女別々にOSTに参加することもあります。

Punch

2014年にデビューし、ドラマ「ピノキオ」のOSTにフィーチャリングで参加。その後「太陽の末裔 Love Under The Sun」EXOチェンと、「トッケビ」ではチャンヨルとデュエットしブレイクを果たしました。ドラマOSTに欠かせない女性シンガーとして「OSTの妖精」とも呼ばれています。

麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」の『Say Yes』などコラボ曲も多いですが、透明感のあるハイトーンヴォイスでソロでも活躍し、2019年には初のオリジナルミニアルバムをリリースしています。

Heize

女性のみのヒップホップバトル番組で注目を集め2014年にデビュー。メロディアスなサウンドに心地良いリリックを刻む女性ラッパーです。メロウなヒップホップを得意としますが、R&Bやバラード曲でも抜群の歌唱力を示しています。

「トッケビ」ではハン・スジとのフィーチャリング曲『Round and round』が話題になりました。DEANEXOチェンなどコラボも多く、「ブラームスが好きですか」ではPunchとの最強タッグで『夜空のあの星のように』をデュエットしています。

Kim Feel

「応答せよ1997」から始まった「応答せよ」シリーズは、ドラマの舞台となった時代のヒット曲を現代の実力派アーティストがリメイクしたOSTも大きな話題となりました。

シリーズ3作目の「恋のスケッチ~応答せよ1988~」Kim Feelが歌った『青春』は、1981年にキム・チャンワンが発表した名曲です。2011年にデビューしたKim Feelは、2014年に出場したオーディション番組で準優勝し、「梨泰院クラス」「椿の花咲く頃」「サイコだけど大丈夫」「スタートアップ:夢の扉」など、人気ドラマで引っ張りだこの正統派バラード歌手で「音色男神」と呼ばれています。


TEXT:菊池昌彦(フリーライター)

Edited:野田智代(編集者、「韓流自分史」代表)

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