『ドラゴン桜』の難役で俳優として飛躍した細田佳央太

俳優の阿部寛が主演するTBS系日曜劇場「ドラゴン桜」の最終回の世帯平均視聴率が20.4%、個人視聴率が13.1%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

今作は週刊漫画誌「モーニング」(講談社)にて2018年から連載中の三田紀房氏による「ドラゴン桜2」を実写化。2005年に放送された前作ドラマの原作である『ドラゴン桜』の15年後を描く続編となった。

前作では東大合格を目指す「東大専科」の生徒たちとして山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣、中尾明慶、紗栄子ら現在も活躍する面々が出演。

今作では、King&Princeの高橋海人、平手友梨奈、南沙良、細田佳央太、志田彩良、鈴鹿央士、加藤清史郎、西山潤、西垣匠らフレッシュな顔ぶれがそろったが、視聴率は初回から第9話まで全話2ケタを突破。最終回で大台を突破した。

生徒役の中で細田が演じたのは東大に合格した原健太役。昆虫の大好きな心優しき生徒で、発達障害からくる学習障害によって成績はオール1の学年最下位であり、周囲から孤立。

しかし、実際は、聴覚的短期記憶能力が低い代わり、本などから視覚的に得た記憶力は辞書丸ごと1冊を暗記するなど驚異的。さらに計算力も非常に優れているため東大を目指すことになった。

「今回の生徒役の中ではどうしても平手や高橋が目立ってしまったが、細田は髪を丸刈りにして役作り。かなり難しい役柄だったが見事に演じ切り、ネット上では“裏MVP”の呼び声も高いほど。間違いなく、今作で演技力が飛躍的に向上した」(芸能記者)

13歳の時、映画「もういちど 家族落語」で俳優デビューを果たし、2019年公開の映画「町田くんの世界」で1000人以上の中からオーディションで主人公・町田一役に選ばれ、映画初主演を果たした。

8月20日には主演の上白石萌音の相手役をつとめる、コミック作品を実写化した映画「子供はわかってあげない」が公開を控えている。

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