「一輪車演技」2年ぶりの全国大会を目指すチーム ペダルを踏み続ける靴に表れる努力 高松市

音楽に合わせて演技する「一輪車演技」。2019年の全国大会で優勝した高松市のチームは今、2年ぶりに開かれる全国大会を目指して練習しています。

一輪車に乗り音楽に合わせて踊る子どもたち。
高松市立川岡小学校の体育館で練習していたのは、一輪車演技のクラブチーム「キッズサンガ和光」の子どもたちです。

メンバーは小学1年生から中学1年生までの18人です。「キッズサンガ和光」は2019年、「全国小学生一輪車大会」で優勝した強豪です。

(キッズサンガ和光/田村実和 キャプテン[中学1年])
「つらい時も苦しいこともあるんですけど、すごく楽しくてなくてはならない存在……みたいな感じです」

監督の田村正教さんは高松市川部町にある「和光こども園」の園長でもあります。和光こども園は、園での活動に「一輪車」を取り入れています。「キッズサンガ和光」のメンバーは全員この園の卒園生です。

(キッズサンガ和光/田村正教 監督)
「体育と音楽と芸術の融合だなというふうにこの競技を始めて思っている。すぐにはできないことばっかりなんですけど、そういうところの心の部分も合わせて成長を促すようなツールになっていると思います」

小学3年生から6年生の7人は今、9月の全国大会に向けて練習しています。子どもたちの頑張りはペダルを踏み続ける「靴」に表れていました。

(キッズサンガ和光のメンバーは―)
「穴が開いています」
「タイヤをブレーキしながら進むのでそのブレーキで穴が開いてきています」

(キッズサンガ和光/安芸由里香さん[小学6年])
「(Q.練習中に大変なことは?)なかなか技が成功しなかったりすることもあるけど、チームのみんなで励ましあいながらできるのが一輪車の楽しいところでもあります」

© 株式会社瀬戸内海放送