新潟市内の7ホテルで「2021 にいがた ホテル合同カレーフェア」を開催

新潟東映ホテルの大倉善紀取締役支配人(前列右から2人目)と、キリンビバレッジ株式会社関信越地区本部の椎屋直孝本部長(前列右から3人目)、各ホテルの料理長ら

新潟市内のホテル7社が合同で実施する「2021 にいがた ホテル合同カレーフェア」の記者発表会が28日、同市の新潟東映ホテルで行われた。昨年の開催に引き続き同フェアに、カレーを通じて県産農林水産物の消費拡大を目指す「新潟米×カレーでGO!!プロジェクト」が今年も協賛・協力することとなり、今回は7月1日から9月30日の間、7社のホテルでそれぞれの特製カレーが提供される。

7社のカレーは、東映ホテルが「村上牛と夏野菜の欧風カレー『思い出たまご』のポーチドエッグ添え」、ホテルイタリア軒が「『タケファーム甘豚』の食育カレー〜越後味噌風味のピクルス添え〜」、ホテルグローバルビュー新潟が「オマール海老と地野菜カレー」、新潟グランドホテルが「新潟県産ローストビーフと夏野菜カレー」、アートホテル新潟駅前が「純白のビアンカ煮込みのカツレツ チーズ&フルーツカレーソース」、ホテル日航新潟が「スパイシーチキンカレー 日航新潟特製カレーソース香るスパイス×まろやかなコクのバターチキンカレーソース」、万代シルバーホテルが「本場US産サーロインステーキ&旬野菜と和風だし香るスパイシーカレー」となっている。

「カレー」という新潟市が全国で2番目に消費量が多い人気の料理をフックに、新潟県産農林水産物の消費拡大を推進するため、それぞれのカレーには地元産の野菜、肉類が使用されている。また、同フェアの開催することで新型コロナウイルス感染拡大により大きな打撃を受けたホテル業界・生産者を応援し、外食に足が遠のいている消費者の誘致を図る。

さらに今年は新たな試みとして、同フェアの売り上げの1%を新潟県フードバンク連絡協議会へ寄付するなど、社会貢献やSDGsへの取り組みも積極的に行う。

記者発表会では7社それぞれのホテルの料理長が出席し、それぞれのカレーのこだわりを説明。その後試食コーナーが設けられ、こだわりのカレーが参加者に振る舞われた。試食会にはキリンビバレッジの「午後の紅茶おいしい無糖」が提供され、紅茶ポリフェノールが口の中をさっぱりとさせることから、カレーに合う飲料として推奨されていた。

また、同フェアにはキリンビバレッジ株式会社、ハウス食品株式会社、味の素株式会社、JA全農にいがたなどが協賛しており、カレールーはハウス食品の「バーモントカレー」「ジャワカレー」、調味料は味の素の商品を使用しているという。

新潟東映ホテルの大倉善紀取締役支配人

同フェア代表の新潟東映ホテルの大倉善紀取締役支配人は、「新潟県でのカレーの消費量は現在全国で第2位となっているので、また1位に返り咲きたい。また、新潟県内でもコロナ禍で生活に困窮するご家庭があると聞き、フードバンク連絡協議会に売上の一部を寄付することとなった。たくさんの方にカレーを食べていただき、我々もSDGsの達成に応援して参る」と話した。

なお、同フェアではスタンプラリーも並行して開催。参加ホテルで対象のカレーを食べ、3カ所のスタンプが貯まると各ホテルのペアランチ券や新潟米「新之助」などの景品が当たる抽選に参加できるという。

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