【RIZIN】バッティング騒動の皇治が梅野に直接謝罪 自身も骨折で手術決定も進退は明言避ける

皇治

格闘技イベント「RIZIN.29」(27日、丸善インテックアリーナ大阪)での「ワンナイトキックトーナメント」で〝疑惑のバッティング〟を3発放った末に決勝で白鳥大珠(25)に敗れた〝キック界のドン・ファン〟こと皇治(32)が28日、自身のユーチューブチャンネルで謝罪の言葉を繰り返した。

皇治は同トーナメント1回戦で梅野源治(32)と激突し、開始早々のバッティングが入ってノーコンテストに。協議の末行われた決勝でも2度のバッティングをはじめとして〝グレー〟な戦いぶりの末に判定負けを喫し、大会後は引退を示唆していた。

大会から一夜明けたこの日の動画では「すべての方に申し訳なかったなとすごく思ってますし、梅野選手に一番申し訳なかったなと思ってます」と改めて謝罪。梅野本人にも直接会って「自分が謝るところはしっかり謝ってお話させていただきました」と謝罪の言葉を伝えたという。大きくはれ上がった自身の右目付近についても骨折していたことを明かしたが「手術するらしいですけど、自分のケガはどうでもいいので。梅野選手、しっかり治してもらいたいですね」と語るにとどめた。

引退示唆発言が大きな波紋を呼んでいるが「たくさんの人のおかげでできた大会なので。そこをしっかり盛り上げられなかったので、それはしっかり謝罪したいと思いますし、進退どうこうの話じゃないですかね、今は」と、今後については明言を避けた。最後はファンに対し「RIZINに来てから何も返せてなくて申し訳なく思ってますけど。これも全部俺の人生なので、しっかり受け止めてやっていくので。ファンにはどこかで恩返しできるように頑張るので」とメッセージを送っていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社