長崎県佐世保市鹿子前町の九十九島水族館(海きらら)は、「かくれんぼ上手な生きものたち」をテーマに、海藻に擬態する魚など10種以上を展示し、来館者を楽しませている。
九十九島の多様な自然環境や生態系を知ってもらおうと企画。「九十九島との出会い水槽」の半年に一度の展示替えで、今月入れ替えた。
展示している魚などの“隠れ方”はさまざま。「ハナオコゼ」は全長約10センチで海藻に擬態して、流れ藻と一緒に生活。「タカクラタツ」は全長約15センチで、住む環境に合わせ体の色を変える。また、「ヨツアナカシパン」は殻径(かくけい)約5センチ。体がピンク色で花びらのような模様がある点が特徴で、砂地に潜って生活をする。
同館職員の百武可奈子さん(39)は「じっくり観察するといろんな生き物が見えてくるので、パネルを見ながら探してみてほしい」と話している。
11月30日まで、その時々の季節で見られる生き物を一部入れ替えながら展示する。
かくれんぼ上手はどんな生き物? 佐世保・海きららで展示
- Published
- 2021/06/28 23:35 (JST)
- Updated
- 2021/06/29 13:01 (JST)
© 株式会社長崎新聞社