TBS安住アナ「ぴったんこカン・カン」後継は…芸人総出演のお笑い番組

安住紳一郎アナウンサー

TBSのエース、安住紳一郎アナウンサー(47)が司会で9月に終了するバラエティー番組「ぴったんこカン・カン」(金曜午後8時)の後番組が、タレントの笑福亭鶴瓶(69)らが司会のお笑い番組「ザ・ベストワン(仮題)」で調整されていることが分かった。なんだか、聞いたことのあるタイトルだが…。

TBS系平日朝の情報番組「あさチャン!」が9月末で終了する。同番組メインキャスターでフリーアナの夏目三久がタレントの有吉弘行と結婚し、今秋で芸能界を引退するためだ。

同番組の後番組はTBSのエース、安住アナがメインキャスターを務めることが発表されている。

その後番組のタイトルが「THE TIME’」に決定し、メインキャスターは月~木曜が安住アナ、金曜は俳優の香川照之が務めることが28日、発表された。

安住アナが同番組に起用されることに伴い、現在司会の「ぴったんこ――」は9月で終了。安住アナが10月以降も「THE TIME’」と「ぴったんこ――」など他のレギュラーを両立させると週7日勤務の過重労働につながって労働基準法に抵触するため、同番組が終わることになった。

後番組の調整も水面下で進んでいる。それが、「ザ・ベストワン」だ。

これは、お笑い芸人が〝ベストワン〟なネタを披露する単発のお笑い特番で、司会を務めるのが鶴瓶とタレントの今田耕司。すでに単発の特番として4回放送されている。直近は3月で、爆笑問題や博多華丸・大吉、フットボールアワーらベテランや霜降り明星、ゆりやんレトリィバァらお笑い第7世代などが出演して盛り上げた。

局の期待の表れか、番組タイトルはかつての看板番組を意識したとみられる。1978~89年に放送された音楽番組「ザ・ベストテン」がそれ。黒柳徹子、久米宏らが司会を務め、最高視聴率41・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を叩き出した〝お化け番組〟だ。

この手の〝あやかりタイトル〟は「ぴったんこ――」でも炸裂しており、こちらは1975~86年に放送された人気番組「ぴったしカン・カン」からインスパイアした。

「番組内容は若者を意識した作りになっているが、タイトルを往年の名物番組に引っ掛けることで、年配視聴者にも関心を持ってもらいたいのだろう。この枠は〝あやかりタイトル〟が定番化するかもしれませんね」とはテレビ関係者。

TBSの期待は大きい。

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