28日にEURO決勝トーナメント1回戦が行われ、スペインがパルケン・スタジアムでクロアチアと対戦した。
【EUROラウンド16プレビュー】上り調子のスペインがモドリッチ擁するスペインと フランスはスイス相手に実力発揮なるか
グループステージでは尻上がりに調子を上げ、決勝ラウンド突破を決めたスペイン。20分にGKウナイ・シモンのトラップミスでクロアチアに先制点を献上するものの、グループ最終戦で見せた得点力を披露する。38分に波状攻撃を仕掛けると、ホセ・ルイス・ガヤのシュートのこぼれ球にパブロ・サラビアが反応。左足で押し込み、スペインがスコアをタイに戻す。
後半に入りさらに攻撃のギアを上げるスペインは、57分にセサル・アスピリクエタが逆転弾をゲット。76分にはフェラン・トーレスが追加点を挙げる。このままスペインの勝利かに見えた試合終盤、85分にミスラフ・オルシッチに1点を返されると、後半アディショナルタイムにマリオ・パシャリッチに同点弾を許してしまう。劇的展開で、試合は延長戦に突入する。
追いついたクロアチアが勢いそのままに延長戦も畳み掛ける中、猛攻を凌いだスペインが光明を見出す。100分に右サイドからダニ・オルモがクロスを送ると、トラップしたアルバロ・モラタが豪快に左足を振り抜き勝ち越しに成功。3分後にはミケル・オヤルサバルがダメ押しゴールを沈め、最終スコア5-3でスペインが激闘を制した。