沖縄の路線バス×ピカチュウ 4社の車体にラッピング 2023年3月末まで運行

 沖縄県バス協会(小川吾吉会長)は28日、協会加盟の路線バス4社の車体に、アニメ「ポケットモンスター」のキャラクター「ピカチュウ」を描いた特別車両お披露目式を、豊見城市豊崎の琉球バス交通・那覇バス観光部で開いた。沖縄の観光産業を支援するポケモン社(東京都)による「そらとぶピカチュウプロジェクト」の一環で、ラッピング費用を負担するなど全面協力した。

 対象は琉球バス交通の具志川線、那覇バスの牧志開南循環線、沖縄バスのコンベンションセンター線、東陽バスの泡瀬西線の4車両で、2023年3月末まで運行する。那覇空港と名護・美ら海水族館を結ぶ高速バスや観光バスにも同様のラッピングを施す。

 ポケモン社の福永晋執行役員は「各社には内装デザインなど楽しい企画を作ってほしい」と提案した。

 コロナ禍で厳しい状況が続く中で、小川会長は「子どもたちや今後沖縄に来る観光客が色とりどりのバスを見て、沖縄は元気だという情報が届くことを願っている」と述べた。

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