伏兵スイスが歴史的快挙!PK戦の末W杯王者フランス下し初のベスト8進出!

 EURO2020ラウンド16が28日に開催され、ブカレストにあるアレーナ・ナツィオナラでスイスとフランスが激突した。

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 グループステージでは3位フィニッシュとなるも、成績上位で決勝トーナメント進出を果たしたスイス。親善試合を含め30試合以上の対戦経験があるフランスとの一戦では、戦前の予想を覆す奮闘を見せる。15分にペナルティエリア左脇からスティーブン・ツバーがクロスを供給。ハリス・セフィロビッチがヘディングシュートを放ち、スイスが貴重な先制点を奪取する。

 リードを守り切りたいスイスだったが、後半に入りフランスの猛反撃に遭う。PKを失敗した直後の57分にカリム・ベンゼマに同点弾を喫すると、2分後に再びベンゼマに逆転ゴールを献上。75分にはポール・ポグバの一撃でリードが広がってしまう。それでもスイスは気落ちせず、81分にセフィロビッチが1点を返し、90分にはマリノ・ガブラノビッチが劇的な同点ゴールをゲット。スイスが驚異的な追い上げを見せ、3-3の延長戦に突入する。

 120分では決着は付かず、勝負の行方はPK戦に委ねられた同カード。互いに4人目まで成功し、先攻スイスの5人目アドミル・メーメディもゴール右隅に冷静に沈める。するとフランス5人目のキッカーを担当したキリアン・エムバペが放ったシュートを、GKヤン・ゾマーが横っ飛びでビッグセーブ。PKスコア5-4で、スイスが世界王者フランスに“ジャイアントキリング”を成し遂げた。

スイスがPK戦で世界王者フランスを下す快挙 Photo Justin Setterfield

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