韓国ファンド、BTS所属企業ハイブの株式を大量売却...最近の株価急騰で数百億円規模の差益獲得か

韓国のプライベートファンド(PEF)運用会社であるスティック・インベストメント(STIC INVESTMENTS)が、BTS(防弾少年団)の所属事務所である「ハイブ」の株式を全て売却したことが分かった。

29日、聯合ニュースによると、スティック・インベストメントは、前日の取引終了後、保有するハイブ株式286万6,703株(7.57%)を時間外大量売買(ブロックディール)方式で処分したと報じた。スティックによるハイブ株の売却意向は前日から韓国経済新聞などで報じられていた

取引価格は一株当たり28万3千ウォンで、計8千100億ウォン規模となる。前日のハイブの終値31万2千ウォンより9.3%低い価格で取引された。

今回の株式売却は、ハイブの株価が最近急騰したことによるものとみられている。ハイブの株価は19日に30万ウォンを突破し、22日には32万4,500ウォンまで跳ね上がっていた。

今回、スティック・インベストメントは、ハイブの株式売却によって9,400億ウォン(約919億円)の現金を得たとされ、数百億円規模の売却差益を実現したものと推定される。

スティック・インベストメントの株式大量売却ニュースを受け、この日のハイブ株は急落した。

午前9時44分現在、ハイブは、前日より6.57%(2万500ウォン)急落となる29万1,500ウォンで取引された。

(参考記事:「BTS所属社「ハイブ」の株価が爆上がり ワクチン接種による公演再開期待で」)
(参考記事:「BTS所属事務所ハイブ、有償増資で約440億円確保…米大手事務所買収に活用か」)
(参考記事:「BTSの所属事務所、社名を変更へ…マルチレーベルへの変換戦略一環」)

© 合同会社WTS研究所