確実なワクチン供給を政府に緊急申入れ、知事会

 全国知事会は28日までに政府に対し「新型コロナウイルスワクチンの確実な供給を行うよう」緊急の申入れを行った。

 申し入れでは「全国知事会も一致協力して早期接種へ向け尽力していくが、ファイザー社製ワクチンの供給が7月以降減少し、モデルナ社製ワクチンについても職域接種や大規模集団接種の申請受付一時休止となるなど、64歳以下のワクチン接種へ移行し始める時期に、現場で今後の行方を懸念する声もあがっている」と供給が確実に実施されるのか不安視している。

 そのため(1)職域接種、大規模集団接種の申請受付の一時休止により今後のワクチン接種に混乱が生じないよう、すでに申請を受け付けた企業・団体や自治体に対しては、今後の手続きも含め早急に対応方針を示すとともに、責任をもってワクチンを供給してほしい。

 (2)ファイザー、モデルナに加え、その他のワクチンも含め、全体として必要なワクチンを現場のスケジュールに合わせて適時適切に供給できるよう、万全を尽くしてほしい。

 (3)新型コロナウイルスワクチンについては予防接種法に基づき市区町村が中心となって接種する体制を構築してきたが、市区町村の接種を円滑に進められるよう、必要なワクチン供給など支障が生じないようにしてほしい、と求めている。(編集担当:森高龍二)

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