王将“魔法の粉”販売好調 「アメトーーク!」で一気に知名度

唐揚げに合う調味料「王将マジックパウダー」

 王将フードサービスが「餃子の王将」の持ち帰り商品として昨年2月に名付けて発売した調味料「王将マジックパウダー」の販売が好調だ。独特の風味の味付け塩コショウで店舗でも人気が高い。テレビ番組「アメトーーク!」の「餃子の王将芸人」の回で出演者たちの発言を機に一気に知名度が上がり、いろんな食材に合うと話題になっている。

 「王将マジックパウダー」は、店頭でメニューの「鶏の唐揚」などに付いてくる粉。塩、コショウをベースに同社独自のブレンドによる謎の粉だったが、ファンの間では「くせになる魔法の粉」と親しまれてきた。

 芸人が一つのテーマを語り尽くすテレビ番組「アメトーーク!」で王将が取り上げられ、さらに粉の認知度を高めた。ケンドーコバヤシさんが粉のあまりのおいしさに「ゴッドパウダーと呼んでいる」と発言し、京都市出身のブラックマヨネーズの吉田敬さんは「僕は魔法の粉と呼んでる」と応じ、一気に浸透。昨年、同社が粉の店頭販売のためにネーミングを検討した際に、多くの候補から名前を「王将マジックパウダー」に決めた。

 持ち帰りの王将マジックパウダーは60グラム入りで194円。同社によると、使い方は唐揚げ以外にも、王将の店員のまかない飯として、チャーハン半量に同量の白飯を加え、マジックパウダーで味付けするメニューがおいしいという。また、マジックパウダーを直接餃子やキャベツにかける客もいるそうだ。

 同社は「数多くの芸能人に広めていただき、ファンの創出につなげてもらったことは大変ありがたい」としている。

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