【東京五輪】錦織圭〝ベンケイ〟ペアでダブルス出場! 猛暑であえて2種目に出る意義

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錦織圭

日本テニス協会は29日、国際テニス連盟から東京五輪に関する通知を受け、すでに男子シングルスで出場権を得ている錦織圭(31=日清食品)とダブルス専門のマクラクラン勉(29=イカイ)が男子ダブルス出場圏内に入ったことを発表。錦織は12年ロンドン五輪以来、2度目の五輪ダブルス出場となる。

かねてダブルスには前向きだった。シングルスプレーヤーが試合勘を得るためにダブルスに出ることはよくあるが、錦織はツアーでも度々、エントリー。その際には「単純に楽しい」と口にしている。1年ぶり復帰戦となった昨年9月の「ジェネラリー・オープン」(オーストリア)では西岡良仁(25=ミキハウス)とペアを結成。過去に2度組んでいるマクラクランとは、互いの名前を取って〝ベンケイ〟ペアとして話題となった。

ダブルスが技術を向上させることは誰よりも知っている。2006年の全仏オープンジュニアのダブルス部門では日本男子史上初となる4大大会ジュニアダブルス制覇。昨季から元男子ダブルス世界1位のマックス・ミルヌイ氏(43)をコーチに迎え入れたのも「新しい声を取り入れ、もうワンステップ上に行きたい」(錦織)という理由だった。現在も同コーチの教えの下、多彩な攻撃にさらに磨きをかけいる。猛暑が予想される東京五輪ではシングルス、ダブルスの2種目出場は過酷だが、得るものは大きいだろう。

なお、女子では青山修子(33=近藤乳業)、柴原瑛菜(23=橋本総業)がダブルス出場権を獲得。今後は日本テニス協会が日本オリンピック委員会(JOC)へ推薦名簿を提出し、JOC内での決議後に日本代表として正式に認定される。