6戦連続勝ちなし 広島・大瀬良「何とか粘りたかったのですが…」

巨人戦で先発マウンドに立った大瀬良

また勝てなかった。広島の大瀬良大地投手(30)が29日の巨人戦(東京ドーム)に先発するも今季最短の3回で被安打6、与四死球2の6失点でKOされた。右腕は4月9日の巨人戦での2勝目以降、6戦連続で勝ちがない。

立ち上がりから安定感を欠いた。初回に鈴木誠の10号2ランで先制してもらうも、その裏に二死一塁で岡本和に22号2ランを浴び同点に追いつかれた。2回に味方打線の援護があり、再び2点のリードをもらうが粘り切れない。

4―2の3回先頭・若林の安打、松原に四球を与えるなどし一死一、二塁のピンチを招くと丸に適時打を浴びた。続く岡本和の適時打で同点とされ、坂本の適時打で勝ち越しを許す。また二死二、三塁で投手の戸根に適時打を打たれ、この回限りで降板した。

「前回登板で試合の入りが良くなかったので意識して入りました」と大瀬良。それでも踏ん張り切れずの降板に「(状態は)悪くなかったのですが、点を取ってもらった後にこれまでと同じような結果になってしまい、何とか粘りたかったのですが残念です」と話し、肩を落とした。

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