【中国】シャープ、江蘇レンズ子会社を遼寧企業に売却[IT]

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シャープは29日、連結子会社でスマートフォン用カメラのレンズを手掛けるカンタツ(東京都品川区)が、カンタツの全額出資子会社でシャープの連結子会社でもある連雲港康達智精密技術(江蘇省連雲港市)の全持ち分を遼寧省の企業に売却すると発表した。売却額は非公開。投資負担の大きい連雲港康達智を売却することで、カンタツの財務体質の改善を図り、構造改革を進める考え。

売却先はスマホ機器の部品・コンポーネントの製造販売を手掛ける遼寧中藍電子科技(遼寧省盤錦市)。カンタツは29日に遼寧中藍と売却契約を締結した。売却時期は7月以降で、年内に完了する見通し。

連雲港康達智は2010年8月の設立で、資本金は1億100万米ドル(約112億円)。

シャープによると、カンタツはスマホに搭載されるマイクロレンズユニットの製造・販売などを行っているが、競争激化で業績が低迷し、その中で生じた不適切な会計処理に伴う業績修正に対応するため、抜本的な構造改革を進めている。連雲港康達智の売却もその一環という。今回の譲渡によるシャープの22年3月期連結業績への影響額は精査中とした。