シグナス補給船がISSから分離 小型衛星分離し大気圏へ

【▲ シグナス補給船(Credit: NASA)】

ノースロップ・グラマンのシグナス補給船は米国時間6月29日、国際宇宙ステーション(ISS)からの分離に成功しました。

現地時間2月20日、アンタレス230+ロケットにて打ち上げられたこのシグナス補給船「NG-15」は2日後にISSへと到達し、滞在飛行士の生活用品、科学機器、船外活動の備品など合計で3810kgの貨物を補給しました。

そしてISSから分離されたシグナス補給船は内部にゴミを積み込み、地球の大気圏で燃え尽きる予定です。さらに分離直後には、5機のキューブサット(超小型衛星)も展開しています。

キューブサットの中には、上層大気の電離層を研究する「Ionosphere Thermosphere Scanning Photometer for Ion-Neutral Studies(IT-SPINS)」、エンジニアを目指す学生の訓練を実施する「MYSAT-2」などが含まれています。

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Image Credit: Northrop Grumman
Source: Space.com
文/塚本直樹

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