大雨で車が冠水…エンジンかけるのはNG 梅雨に知っておきたい対処法【JAF活動日誌】

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道路が冠水し、水しぶきを上げて走る乗用車やトラック=2019年7月、福井県福井市

例年、梅雨時期は雨量が多く、災害や台風、冠水などが起こりやすくなります。また、車両ともに水没してしまうリスクもあります。今回は、水害から身を守るためにご自身でできる対策をご紹介します。

【冠水車両に火災のおそれ】

大雨などの水害により冠水した車両は、キースイッチが切れた状態であっても、バッテリーが接続されていれば、つねにバッテリーの電流は流れている状態にあります。 電気系統(エンジン・ヘッドライトなど)の漏電で火災が発生する可能性がありますので、冠水した車両については、水が引いていても、以下のとおり取り扱ってください。

1,いきなりエンジンキーを回さない、エンジンボタン(プッシュボタン)を押さないでください。 2,ボンネットを開け、水に浸っているようであれば、火災防止のためバッテリーのマイナス側のターミナルをはずしてください。 3,はずしたターミナルが、バッテリーと接触しないような絶縁処置をしてください。 4,ハイブリッド車(HV)・電気自動車(EV)は、むやみに触らないようにしてください。

2004年8月に香川県高松市で台風16号による高潮が発生し、その後、海水に浸かった車が次々と自然発火する事態が起こっています。海水に含まれる塩分が車内の電気配線等をショートさせ、その熱で発火したものです。海水が引いた後も、その塩分により、配線等の腐食が急速にすすむため、注意が必要です。

福井県でも2004年に福井豪雨が起こっています。消防白書によると、床上浸水 3,323棟、床下浸水 10,334棟あったとの事です。冠水車両も数多くあったのではないかと考えられます。

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万が一、車両が冠水してしまったときは、取り扱いに十分注意して下さい。また、水害が起きそうな際は情報を事前に仕入れることも重要です。ニュースや気象情報をよく確認し、運転中に大雨に遭遇した際は、川沿いや海岸沿いの他、高架下や立体交差のアンダーパスなど周囲より低い場所には絶対に進入しないなど自分自身で対策を立てておきましょう。(JAF福井支部)