7ORDER 令和の夏は俺らに任せろ!メジャー第1弾シングルMVで「丸刈り未遂」秘話

左から真田、長妻、安井、阿部、諸星、萩谷、森田

男性7人組グループ「7ORDER」が7月7日にシングル「雨が始まりの合図/SUMMER様様」をリリースする。メジャー1枚目ということでメンバー全員、並々ならぬ気持ちでレコーディング、ミュージックビデオ(MV)の撮影に臨んだ。少しでもバズらせるべく、あるメンバーは丸刈りを志願したのだがストップがかかり実現には至らなかった。

7ORDERは安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人組。メジャー第1弾シングルは両A面作品となっている。「雨が始まりの合図」は、安井への誕生日プレゼントとして作られたものだ。

作曲したのは真田。「モロ(諸星)から(安井の)誕生日の2週間くらい前に『曲をプレゼントしたいんだけど、作れたりする?』って聞かれた」ことで曲作りをスタート、安井以外のメンバー全員で歌詞を仕上げた。サプライズで渡すため、バレないように気を使いながら作業したという。

「雨が始まりの合図」というタイトルは、7ORDERの節目の日には必ず雨が降るというエピソードから決まった。その中でも安井は自他ともに認める“雨男”だ。「MVの最後のシーンを日本武道館で撮ったんですが、その時もちょっと降りましたね」(真田)

「後にも先にも曲をプレゼントしてもらうって人生でない経験。幸せ」という安井が曲を贈られた時点では、CD化の予定は一切なかったが、話し合いの結果、シングル曲に選ばれた。「うれしいけど『自分だけのものだったのに』とちょっとだけ寂しさもある」とポツリ。

一方、「SUMMER様様」は「ORANGE RANGE」のNAOTOが作曲、HIROKIが作詞した。安井は「サザン(オールスターズ)さんもTUBEさんも夏のイメージなんですが、僕らの世代で夏というとORANGE RANGEさんだった」と依頼した理由を説明した。

この曲のMVでは「よく見たら、みんなが何かしらボケている。一発芸大会みたいになっている」と諸星。

ハイテンションで行われた撮影で、あわや“大暴走”しそうになったのが森田だ。MVをバズらせようと「坊主になったら面白いんじゃないか」と考え、撮影直前に実行しようとしたのだ。確かにメンバー全員がいがぐり頭で現れたらインパクトは大だが…ただ全くと言っていいほどグループに丸刈りのイメージはない。所属レコード会社スタッフが「ダメです」と一刀両断したため、実現しなかった。

長妻は「MVを撮影している時、朝早くてみんなハイテンションだったから。俺らだけだったら、坊主になってたかも」と振り返る。発案者の森田は「和テイストの楽曲ができたら、いつの間にか、(丸刈りを)やっちゃうかもしれませんね」とニヤリと笑った。

7月23日からはメジャー第1弾シングルを引っ提げて、7都市20公演のツアーに臨む。

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