【東京五輪代表】相模原出身のスケボー・白井 地元訪問で「金」誓う

恩師ら学校関係者から激励を受けた白井(右)=相模原市南区の光明相模原高

 東京五輪スケートボード・ストリート日本代表で、相模原市中央区出身の白井空良(19)=ムラサキスポーツ=が29日、市役所と母校の光明相模原高を訪れ、「本番まで1カ月、しっかり調整して金メダルを取れるように頑張りたい」と抱負を語った。

 白井は五輪予選対象大会最終戦として今月上旬までローマで行われた世界選手権で3位入賞。東京大会で初めて実施される新種目で、代表の座を手にした。

 市役所では、本村賢太郎市長が「ローマでは素晴らしい成績だった。五輪でも万全な状態でベストなパフォーマンスを期待している」と述べ、記念の盾を贈呈した。

 幼少期から市内の小山公園で夢を育んだ白井は「相模原は一番好きな町。世界に出るスケーターも多いので、ぜひ練習拠点をつくってほしい」と要望。機運醸成のため、五輪で の活躍を求められると「好成績? 任せてください」と胸をたたいた。

 続いて足を運んだ光明相模原高では、卒業式以来の学びやに「懐かしい」と笑顔。高校時代の担任教諭らからの激励にちゃめっ気たっぷりに応じ、メダルを手にしての凱旋(がいせん)を誓った。

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