我が家には犬（チワワ♂5歳）と二人の娘がいる。今年から中学生になった長女は、部活が始まり、今までのように週末の時間に余裕がなくなってきた。下の娘は、遊園地とかアスレチックとか、子どもの遊び場があるところが大好きだ。
そんな我が家のお気に入りキャンプ場が、千葉県の君津市にある「イレブンオートキャンプパーク」。今回は、東京からすぐに行けて、広大な敷地には遊具がたくさんあり、そして犬連れでも行けるイレブンオートキャンプパークの魅力をたっぷり紹介していく。
アクアラインで行けるから東京からのアクセスも抜群！ イレブンオートキャンプパークの基本情報
イレブンオートキャンプは、千葉県の君津市にあるオートキャンプ場。東京からのアクセスが非常に便利で、アクアライン入り口（川崎）からキャンプ場まで、40分程度で到着する。
住所
〒292-0435 千葉県君津市栗坪300
チェックイン
・宿泊：13:00
・デイキャンプ：10:00
チェックアウト
・宿泊：11:00
・デイキャンプ：17:00（冬期は16:00）
料金
・入場料：大人1,100円、3才以上の子ども550円
・テントサイト：3,300円～
・コテージ：8,800円～
・デイキャンプ：（3時間まで）大人770円、3才以上の子ども440円／（3時間以上）大人1,100円、3才以上の子ども550円
電話番号
0439-27-2711
高速（木更津東IC）を降りてから一般道を走る時間が20分程度と短いのもありがたい。
キャンプ場が少ない東京都民にとって、移動に何時間も取られることがないのはとても魅力的だ。
ちなみにイレブンオートキャンプパークの向かいには「カズサの郷 愛彩畑」という直売所があり、食材等はそこで調達することができるので、スーパー等の心配もいらない。
直売所「愛彩畑」｜カズサの愛彩グループ（千葉県君津市の直売所）
イレブンオートキャンプパークは各サイトが広く子ども連れや初心者に優しい！ ファミリーキャンプにおすすめ
イレブンオートキャンプパークは、5万㎡の広大な敷地に、テントサイトが全部で120サイト（電源付67・電源なし53）あり、しかも各サイトが120㎡と広い。
混雑しているときでも、他のキャンパーと程よい距離感が保てるのはありがたい。また、ログキャビンやコテージもあり、テントがなくても宿泊できるので初心者にもおすすめだ。
客層は小さい子ども連れの家族が多い印象。公式サイトにもキャンプ場の入り口の看板にも「家族の笑顔をつくりたい イレブンオートキャンプパーク」としっかり書かれている。こうやって書かれていると小さい赤ちゃんがいたりしても、少し安心できるのではないか。
ちなみに犬連れもOKだが、ドッグフリーサイトではないことは留意したい。
トップシーズンは銀行振り込みで前払い！ 一風変わった予約方法に要注意
予約は公式サイトからできるが、この予約方法が少し独特だったので注意してほしい。
通常時であれば公式サイト、または電話で予約し、現地で精算ということも可能な様子。しかし、トップシーズンは、以下の手順での前払い精算が必要だった。
- ホームページで予約（予約は3か月前から）
- 自宅に郵送で請求書が届く
- 期限内に指定の銀行口座に振り込みをして予約完了
- 当日、現地へ行く。振り込み履歴が証明できるものを持っていくと確実
郵送と振込という、少し手間と時間がかかる方法で予約が完結する。忙しい人だとうっかり振り込みを忘れてしまう……なんてこともありえなくないはずなので、気をつけてほしい。
ちなみに、現地の売店等の支払いにクレジットカードは使えない。当日はしっかり現金を持って行こう。
アーリーチェックイン・レイトチェックアウトも可能！
ホームページには記載がないが、イレブンオートキャンプパークではアーリーチェックインとレイトチェックアウトができる。
混雑状況次第ではあるものの、早めのチェックイン・遅めのチェックアウトでのんびりと過ごせるのはありがたい。
ただし、アーリーチェックイン・レイトチェックアウトには追加料金が発生するようなので、事前に電話等で確認してみるのが確実だ。
ちなみに、我が家は11：30にチェックインして、テント設営の前に昼食を取った。
【レビュー】実際にイレブンオートキャンプパークに行ってみた！ 設備や周辺施設も詳しくチェック
ここからは、我が家が実際にイレブンオートキャンプパークに行った感想を紹介する。
イレブンオートキャンプパーク内の設備や、直売所の品揃えなどについて、よかった点や気になった点などを正直にレビューしていく。
設備は非常に充実している！ 売店の品揃えがよいのも嬉しいポイント
炊事棟は広くて清潔、お湯が出る水道もいくつかあった。
さらに、トイレはもちろん、無料のシャワーも付いている。以前、我が家が行ったときはコロナ禍かつ冬場ということもあり、シャワーを利用している人はいなかったが、非常に便利だと感じた。
ただ、下水の匂いが少しきつかったのが残念だった。でも、しばらくすると鼻が慣れる（笑）
また、管理棟の売店は、受付の裏にあって、品揃えは充実している。ちなみに薪は800円だったので、先にホームセンターなどで安いものを購入しておいたほうがコストを抑えられそうだ。
また、自由に取っていい木の切れ端も置いてある。元は材木屋かなにかなのだろうか。敷地内では薪が大量に作られていた。
子どもにうれしい遊具がたくさんある！ デイキャンプでも思いっきり遊べる
イレブンオートキャンプパークの広大な敷地には、子ども向けの遊具がたくさんある。プール等の季節性のもの、釣り堀やクライミングウォール、ラジコンコースなんて珍しいものも。
グラススキーと呼ばれる芝そりが10本以上あり、お尻の下に敷くプラスチックのボードは売店で300円くらいで売っていた。ただ、悲しいことに、プラスチックボードはすぐに壊れてしまった。
また、グラススキーの横道を降りていくと、おびつ川まで歩いていくことができ、川遊びもできる。夏になるとホタルが見れるらしい。
静かな田園風景で、おびつ川まで行く道中もすごく雰囲気があって、ぜひ行ってみてほしい。我が家が行ったときは、ほとんど貸し切り状態だった。
ちなみに、我が家の子どもたちはトランポリンがお気に入り。一泊のキャンプで3回もやった。
トランポリンは20分100円／人で、全部で5台ほどある。家族で1台のトランポリンを使えるので、密になることもなく楽しめる。
そして、キャンプ場自体が本当に広いので、ぐるっと一周回るだけでも愛犬にとっていい散歩コースになる。道中にはちょっと素敵な別荘（？）のような建物があって、景色も飽きない。
サイトは120㎡以上！ サイト内で花火も楽しめる
我が家は電源付のテントサイトを予約した。写真中央の白いボックスが電源で、隣接する2サイトで使う。
電源付きテントサイトは敷地に明確な境界線がないので、車の置き方やテント設置のレイアウトなどに、結構悩まされる。
周囲の人たちもそんな感じだったのでスタッフの人に聞いたところ「2サイトを使ってグループでも楽しめるサイトなので、明確な境界線は決めてない。隣の人とコミュニケーション取りながら電源の使用やサイト作りをしてください」とのことだった。
我が家が宿泊した際は隣の人がいい人で助かったが、「コミュニケーションを取るのは煩わしい…」と感じる人だと向いていないサイトかもしれない。
ちなみに、サイト内では手持ち花火ができる。花火禁止のキャンプ場も多い中で、嬉しいポイントだ。
また、繰り返しになるが、ドッグフリーサイトではない。そのため、犬連れの場合は、ドッグポールがあると便利だ。
少し長めのリードを付けてあげて、愛犬ができるだけ自由に動けるようにしてあげたい。
近隣の物産展では地元の食材が手に入る！
イレブンオートキャンプパークの向かいにある直売所「カズサの郷 愛彩畑」では、地元の食材などが売られている。
また、ラーメン屋やピザ屋も入っているなど、かなり楽しめるスポットである。
我が家は、チェックイン前の時間つぶしに行き、スムージーとプリンを購入したが、結構美味しい。
BBQで使えそうな食材も多く販売されており、地元でしか食べられなそうな食材を手に入れられる。
ちなみに、ピザはイレブンオートキャンプパークにあるピザ窯を使えば自分たちで焼くこともできる。直売所で買った食材を使って、オリジナルピザを作るのも楽しそうだ。
朝にはイチゴが売られている。おそらく午前中にはすべて売り切れてしまうので、朝の早い時間帯に買うことをおすすめする。チェックアウト前の朝に寄ってみてもいいかもしれない。
我が家もここぞとばかりに3箱ほど買って自宅で食べ比べた。
また、食べ比べ用のイチゴとは別に、キャンプ場で食べる用に、大量に入っているイチゴを購入した。これだけ入って1,800円と安い。
イレブンオートキャンプパークは家族で楽しめるキャンプ場！ デイキャンプにもおすすめ
イレブンオートキャンプパークは、広大な敷地に、子どもの遊び場がたくさんあり、家族連れや犬連れにはとても優しいキャンプ場だった。
さらに、キャンプ場の向かいには、地元の食材が手に入る直売所もあり、かなり楽しめるキャンプ場だ。アクアラインを使えば、東京や神奈川などからのアクセスもよく、気軽にキャンプを楽しめるのも嬉しい。
ちなみに、チェックアウト時には、次回利用できるアーリーチェックインの割引券をもらうことができる。
また、イレブンオートキャンプパークでは、デイキャンプも楽しめる。デイキャンプは当日の電話予約かつ料金は現地払い（現金のみ）なので、「今週末はデイキャンプに行きたいな」などと思いついたときにもおすすめだ。
あえて改善点を挙げるとすると、トップシーズンの予約方法がもう少し便利になるとありがたいが……。
それでも、子どもたちが「また行きたい！」と、言ってくれる、子ども連れにはもってこいの楽しいキャンプ場だった。
最後にひとつ注意しておきたいのは、帰りのアクアラインはかなり渋滞する。特に夕方以降は、行きの2倍くらいかかることは覚悟しておいた方がいい。一泊キャンプならば、午前中にアクアラインを通ってしまうことをおすすめする。
