都が東北3県、熊本でのPVも中止決定を発表

 東京都は五輪組織委員会と協議し、人流抑制と新型コロナウイルス感染症の再拡大防止のため、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県、宮城県、福島県の東北3県5か所で計画していたパブリックビューイングと熊本地震の被災地、熊本県で予定していたパブリックビューイングを中止すると29日発表した。

 都は岩手県の盛岡城跡公園多目的広場(オリンピック期間4日間)とJR盛岡駅前・滝の広場(パラリンピック期間2日間)、宮城県の勾当台公園、福島県の鶴ケ城公園(オリンピック期間)とアクアマリンパーク(パラリンピック期間)、熊本県の熊本城ホールでのパブリックビューイングを予定していた。

 今回のパブリックビューイング中止で都計画のパブリックビューイングは全て中止になった。もともと人流抑制が最も求められる状況下で実施することへの懸念の声や反対を求める声が出ていた。都は代わりにデジタル技術を活用し、被災地復興状況などのWEB発信を検討するとしている。(編集担当:森高龍二)

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