新潟県内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況と医療従事者のマッチング実績が公開

新潟県は30日、県内の新型コロナウイルスワクチン接種の状況や、医療従事者のマッチングの結果などについて発表した。

県では県内医療従事者のワクチン接種を6月末までに終了させる計画であり、28日時点では1回目が約8万1,000回分終了、2回目は約6万9,000回分が終了している。県医療調整本部によると、市町村や施設によって記録の入力のタイミングが異なることから、2回目の接種回数の反映にはタイムラグが発生しており、その誤差を加味した場合、医療従事者への接種は予定通り終了する見込みであるという。

なお、1回目の接種で体調不良が出たなどの理由から2回目の接種が遅れる医療従事者は、7月3日以降は一般のワクチン接種で対応する。また、23日に開かれた県の会見では県内医療従事者の総数を約8万人としているが、4月以降の医療機関の新規採用者などにも追加摂取していることから、今回の1回目の接種回数が8万人を上回る結果となった。

県が進めている市町村や大規模接種にかかる医療従事者のマッチングに関しては、29日時点で医師の登録者数が296人(23日発表時は218人)となり、内250件・10市町(同218件・9市町)のマッチングが成立。看護職員は、818人(同630人)が登録し、346件11市町(同332件・10市町)がマッチングしている。

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