新潟市の大規模ワクチン接種会場(朱鷺メッセ)の空き枠を利用し当日枠及び64歳以下枠を設定

新潟県は30日、7月3、4の両日に新潟市の朱鷺メッセで行う大規模ワクチン接種(1日あたり4,000人の枠)の空き枠を活用し、予約不要な「当日枠」と「64歳以下枠(要予約)」を設定すると発表した。

県では、県内における7月末までの高齢者への新型コロナワクチンの接種完了及び県全体の接種加速化を図るため、市町村が行う接種の補完を目的に、6月12日から朱鷺メッセに大規模ワクチン接種会場を設置し、これまでに1万2,000人に接種を行ってきた。

一方、同会場では、新潟市における65歳以上の高齢者を対象とした接種予約が定員に満たない状況が続いたことから、県としても情報発信の強化やアクセス改善などの対策を行っていたが、未だ予約枠に多くの空きがある。このような状況を踏まえ、これまで通り空きのある7月3日、4日に新潟市の65歳以上の高齢者に当日枠を設定した。当日枠は500人程度(両日共通)となっており、受付は両日共に8時から12時まで、朱鷺メッセ1階で可能。

このほか、佐渡市を含む下越地域の市町村と協議した結果、空き枠(除・同会場の当日枠)の活用について、希望する市町村に枠を割り当てることになった。対象市町村は新潟市、新発田市、村上市、佐渡市、胎内市、阿賀町となっている。対象者は市町が設定する64歳以下の優先接種者で、1回目と2回目のいずれも朱鷺メッセ会場で接種できる人に限る。接種枠は市町で取りまとめ、申し込みは市町から対象者に案内を行う。

なお新潟市での64歳以下枠の対象者は接種券が発行されている新潟市民で、1回目と2回目のいずれも朱鷺メッセ会場で接種できる18歳以上64歳以下の優先接種者。接種枠は16時から18時まで(両日共通)。申し込みは新潟市コールセンター(025ー250ー1234)、新潟市専用予約サイトにて7月1日の8時30分から開始し、7月2日18時00分に終了となる(インターネットは24時まで受付)。

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