新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で30日、新たに1人の死亡と、10歳未満~90代の男女209人の感染が確認された。うち感染経路不明は125人。
1日当たりの新規感染者が200人を超えるのは27日以来3日ぶり。
相模原市によると、亡くなったのは市内在住の70代女性。5月23日に感染が判明し、自宅療養していたが、呼吸状態が悪化したため、31日に市内の病院に入院し、6月26日に死亡した。
横浜市によると、市内の製造業関連の事業所で従業員1人の感染が新たに発覚。この事業所では従業員4人の感染が判明しており、市は新たなクラスター(感染者集団)と認定した。
県によると、クラスターが発生している東海大学の運動系サークルでは、新たに2人の感染が判明し、感染者は計9人になった。
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横浜市は30日、20、21日に横浜武道館(同市中区)で行われた卓球の関東学生新人選手権大会に参加した大学生14人が新型コロナに感染したと発表した。
市によると、大会は関東学生卓球連盟が主催し、2日間で87校の大学生計約900人が参加。同連盟の所在地となる東京都が感染経路を調べている。
横浜武道館は新型コロナワクチンの集団接種会場で、20日も接種が行われていた。大会が行われたアリーナと接種会場は別で、出入り口や施設内の動線を分けていたことから、市は感染者と接種者が接触した可能性は低いとみている。