【テニス】錦織圭4大大会100勝! 感想を問われ「特に…(笑い)」

4大大会100勝を挙げた錦織(ロイター)

テニスの4大大会「ウィンブルドン選手権」(英国・ロンドン)男子シングルス1回戦が30日に行われ、世界ランキング53位の錦織圭(31=日清食品)が同67位のアレクセイ・ポピリン(21=オーストラリア)を6―4、6―4、6―4のストレートで撃破。2回戦進出を果たすとともに、4大大会100勝となる節目の白星を飾った。

純白のウエアに身を包み、伝統の舞台に登場した錦織。試合前の「攻撃性を増したプレーをしたい」という言葉通り、序盤から積極的にネットに出て主導権を握った。サーブアンドボレーも繰り出して第1セットを奪うと、その後も試合を優位に運び、第2、3セットはともに第9ゲームでブレークを奪って第10ゲームをキープして奪取。初対戦のポピリンを圧倒し〝省エネ〟で勝利をもぎ取った。

試合後、錦織は「今日はすごく良かったですね。ストロークでも押せていたし、終始、主導権を握れていたかなと思います。大事なところでリターンもしっかり入って、セカンドも攻めれたり」と充実の表情。100勝の感想を問われると「うれしいです!」と言いつつも「特には、はい」と照れ笑いを浮かべた。

4大大会初勝利は2008年8月の全米オープン1回戦。当時は18歳、世界ランキング126位だった。そこから約13年、白星を積み上げて見事に大台に達した。今大会後は東京五輪に出場予定。上々のリズムで乗り込むためにも、ここからが本番だ。

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