成果報酬にしろ!丸山穂高氏らがボーナス公開…国会議員314万円、区議138万円

一石を投じた丸山議員

国政政党「嵐の党」副党首で衆院議員の丸山穂高氏(37)が6月30日、期末手当(夏のボーナス)の支給明細書をツイッターで公開。1万6000件を超えるリツイートの反響に追随する議員が相次ぎ、ちょっとした問題提起となった。

丸山氏は「ヒャッハー!国会議員ボーナスは額面314万円っすね。我慢をお願いしている国民への給付額はスズメの涙。一方で、議員はちゃっかり給与外でもボーナス314万とかホントおかしな話」と、所得税102万6816円が控除されたうえでの現金211万5986円を写真で公開した。

続けて「マジでこの国は税金アジャパー天国すぎ。本日は地方も含め議員らがこれをシレッと貰う夏のボーナス支給日なんだよなぁ」。211万円のうち3分の2を違法にならない形で医療機関に寄付し、3分の1はフォロワー7人に10万円ずつ贈るとしている。

丸山氏に便乗し、嵐の党の浜田聡参院議員(44)も明細書を公開。丸山氏と全く同額だった。

さらに東京・目黒区の川端しんじ区議も明細を公開。こちらは支給額138万2720円に対し、所得税が25万4116円控除され、支給額は112万8604円だった。「議長や委員長ポストはもっと分厚いはず…」と記している。

首長や国会議員、地方議員の期末手当の額は発表されているもののSNS全盛の中、自らがリアルな明細書を公開するのは珍しくなくなった。

埼玉・戸田市議のスーパークレイジー君(34)も明細書を6月15日に公開。支給額120万1500円で、36万8019円の所得税が控除され、83万3481円の支給。期末手当の存在を「知らんかった」と驚いた。

ネット上では「議員も成果報酬にしないと国が破綻する」「きちんと公開するのは評価する」「見合う仕事をしてください」と賛否が渦巻いた。

議員報酬は高額との批判がある一方、地方議員にはなり手不足の実態もあり、議論は遅々として進んでいない。

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