バニラの香りで飲みやすい泡盛 若者向け低度数「みやらび」が発売

 沖縄県産業振興公社は25日、琉球泡盛の新商品「みやらび」の発売を県庁で発表した。14年古酒をベースに新酒をブレンドし、低度数で飲みやすい泡盛として若者などに提案する。

 泡盛は石川酒造場(西原町)が開発。パッケージデザインは、木版画家でプロジェクト・コア社長の名嘉睦稔さんが、沖縄の女性をテーマに描いた「みやらびシリーズ」から3種類の絵を採用した。

 県産業振興公社が事業者のマッチングを担った。

 アルコール度数は12度、20度、25度の3種類でバニラの香りが特徴。高度数の泡盛を水割りで飲むよりも、酒造所が酒をブレンドして低度数にすることで味わいに深みを持たせた。

 氷の代わりに冷凍フルーツを入れることや、冷やしてロックや炭酸割りで飲む方法を勧めている。

 石川酒造場の仲松政治会長は「新しい泡盛を提案し、若者などの購買意欲を高めたい」と話した。

 名嘉さんは「みやらびが人生の豊かさの要素になれば喜ばしい」と話した。

 価格は12度が税別625円、20度が同750円、25度が同850円。

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