【新型コロナ】夏の海の感染対策 藤沢市、ルール周知へ看板設置

新型コロナウイルスの感染対策を定めた独自ルールなどを周知する立て看板を片瀬海岸西浜・鵠沼海水浴場に設置

 今夏の海水浴場開設を7月3日に控え、神奈川県藤沢市と江の島海水浴場協同組合は29日、新型コロナウイルスの感染対策を定めた独自ルールなどを周知する立て看板を片瀬海岸西浜・鵠沼海水浴場に設置した。片瀬東浜と辻堂を合わせ市内3海水浴場に計40本取り付ける。

 看板には、海の家以外での飲酒や大音量で音楽を流すことの禁止、密集につながる大型テントを使わないことなどを明記。マスクの着用や間隔の確保、3密の回避など基本的な感染対策を呼び掛けている。

 最寄りの小田急江ノ島線片瀬江ノ島、江ノ電江ノ島、湘南モノレール湘南江の島の3駅前には、海水浴場の混雑状況を地図上にリアルタイムに表示する配信サービス「ENOMAP(エノマップ)」にアクセスできるQRコードの付いた看板も立てかけられた。

 美化や快適さを備えたビーチを対象にした国際環境認証「ブルーフラッグ」の取得を紹介した看板も設置されるなど、2年ぶりの海水浴場開設へ向け着々と準備が進められている。

 同市の木村嘉文観光課長は「感染防止のためのルールの順守や一層のマナーアップが重要」としている。

 同市内の海水浴場の開設期間は、片瀬東浜7月3日~9月3日、片瀬西浜・鵠沼7月3日~9月5日、辻堂7月17日~8月28日。

© 株式会社神奈川新聞社