【MLB】大谷翔平を初回でKOも… 大逆転負けにヤ軍ブーン監督怒り心頭「酷い敗戦だ」

ヤンキースのチャップマンは9回にウォルシュに同点満塁弾を許す【写真:AP】

試合前に「ストライクゾーンをコントロールしていく事」と話していた通りに大谷を攻略したが…

■エンゼルス 11ー8 ヤンキース(日本時間1日・ニューヨーク)

エンゼルスの大谷翔平投手は30日(日本時間1日)、敵地でのヤンキース戦に先発登板し、1回もたず7失点でKOされた。メジャーで初となる「1番・投手」で出場したものの、5つの四死球を与えるなど大乱調で自己ワーストタイの7失点。チームが大逆転勝ちを収めたため、勝敗はつかなかった。

大谷は初回、先頭のルメイヒュー、ボイト、サンチェスと3連続四球を与えて無死満塁のピンチを背負い、スタントン、トーレスに連続適時打を浴びた。1アウトも取れないまま同点に追いつかれると、アンドゥハーの三塁ゴロの間に3点目を奪われて逆転。フレイジャーへの死球で再び満塁となり、ガードナーには押し出し四球を与えた。

ここで大谷は降板となり、外野にも入らずにベンチへと退いた。代わったスレガースが走者一掃の適時二塁打を浴びて、大谷は2/3回で2安打5四死球7失点でマウンドを降りることになった。試合前にヤンキースのアーロン・ブーン監督は「大事なのは彼に対してストライクゾーンをコントロールしていく事だ。フォアボールも出している」と語っており、ヤンキースとすれば、思惑通りの攻略だった。

ただ、2度の中断を挟んだ試合は9回にまさかの結末が。エンゼルスはウォルシュがヤンキースの守護神チャップマンから同点満塁弾を放つなど、一挙に7点を奪って逆転。大谷の黒星も消し、大逆転勝利を飾った。

ヤンキースにとっては屈辱的な敗戦となり、試合後、アーロン・ブーン監督も怒り心頭。試合後の会見では「酷い敗戦だ。良い打席を続けて試合を大きくリードするチャンスを作ったが、そのまま終わらせることができなかった。フラストレーションがたまる、がっかりさせる、酷い試合だった」とまくし立て、不満を爆発させていた。(Full-Count編集部)

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