西岡が元世界8位イズナーに勝利!錦織、日比野とともに2回戦進出[ウィンブルドン]

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「ウィンブルドン」での西岡良仁

現地6月30日に「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/6月28日~7月11日/グラスコート)3日目が行われ、日本人選手たちが2回戦進出を決めている。ATP公式サイトなどが報じた。

世界ランキング58位の西岡良仁(日本/ミキハウス)は、第28シードのジョン・イズナー(アメリカ)に7-6(5)、2-6、6-3、6-7(3)、6-4で勝利。身長208㎝のビッグサーバーに36本のサービスエースを含む87本ものウィナーを決められたが、粘り強いプレーで勝負どころをしっかりとモノにし、3時間18分の熱戦を制した。試合終了後、観客がスタンディングオベーションで彼のパフォーマンスを称えている。

錦織圭(日本/日清食品)は世界67位のアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)にストレート勝利で、グランドスラム通算100勝に到達。相手が得た7回のブレークチャンスをすべてしのぎ、ファースト、セカンドともに安定したサーブが光った。「すごくいい形でスタートできました。第1セットでは少し不安定でしたが、第2セットと第3セットではしっかりとポイントを積み重ねることができたと思います。サーブも良かったですが、鍵になったのはリターンですね。それぞれのセットで1ゲームずつブレークすることができたので、試合の進め方に満足しています」

ラッキールーザーで本戦入りした世界116位の内山靖崇(日本/積水化学工業)は、スペイン期待の18歳、世界75位のカルロス・アルカラス(スペイン)にフルセットの末に敗れて1回戦で姿を消すことに。世界85位の日比野菜緒(日本/ブラス)は、世界74位のベルナルダ・ペラ(アメリカ)に6-1、5-7、6-3で勝利して2回戦へ駒を進めた。

第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は元世界5位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)と対戦。2018年大会の決勝と同じカードは、ジョコビッチのストレート勝利という結末も一緒だった。前哨戦の「ATP500 ハレ」で準優勝していた第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は、2回戦で世界51位のロイド・ハリス(南アフリカ)をストレートで下し、自身初の「ウィンブルドン」3回戦進出。

元世界1位のアンディ・マレーは、彼のドキュメンタリーを見て「涙を流した」と試合前に話していた世界151位のオスカー・オッテ(ドイツ)と約4時間にわたるフルセットにもつれ込みながらも、パッシングショットやロブといった技術も見せて3回戦進出を決めた。同じイギリス勢である、第22シードのダニエル・エバンズ(イギリス)と第29シードのキャメロン・ノリー(イギリス)も白星を手にしている。一方、世界143位のリアム・ブローディ(イギリス)は第9シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)に逆転負け。

第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は47本のウィナーを記録して世界59位のギド・ペラ(アルゼンチン)に4セットで勝利。恋人であり同じく2回戦進出を決めた世界75位のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)は、「逆境にもうまく対処するメンタル面が素晴らしい」とベレッティーニを称賛している。

そのトムヤノビッチとかつて交際していた世界60位のニック・キリオス(オーストラリア)は、第21シードのユーゴ・アンベール(フランス)との2日がかりのフルセットを制して1回戦突破。そんなキリオスがプレーを称えたのは、第13シードのガエル・モンフィス(フランス)。世界130位のクリストファー・オコネル(オーストラリア)との1回戦で華麗な股抜きショットを披露したモンフィスに、キリオスも「こいつはスゲエ」とツイートした。

元世界5位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)は世界98位のミカエル・イーメル(スウェーデン)との4時間に及ぶシーソーゲームで競り負けた。第12シード、22歳のキャスパー・ルード(ノルウェー)は1回戦負け。世界78位のジョーダン・トンプソン(オーストラリア)とのタイブレークの末に最初の2セットを落とし、フルセットに持ち込んだが惜敗。第11シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は世界54位のサム・クエリー(アメリカ)にストレート負け。また、「全豪オープン」ベスト4だった第20シードのアスラン・カラツェフ(ロシア)は1回戦敗退。世界61位のジェレミー・シャルディ(フランス)相手に2度のタイブレークを落とした。

ほかには第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)、第25シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)、第26シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)、第32シードのマリン・チリッチ(クロアチア)などが次戦に駒を進めている。

女子では第2シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)が世界219位のケイティ・ブルター(イギリス)に逆転勝利。センターコートで地元の大声援を受け、深くてバラエティ豊かなショットを放つブルターに手を焼いたが、気迫のプレーで競り勝った。

そのほかには第3シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第7シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、第8シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)、第11シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、第12シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、第13シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第18シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)などが勝利。

一方で、第4シードのソフィア・ケニン(アメリカ)、第5シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)、第9シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)がそろってストレート負けを喫した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での西岡良仁
(Photo by Adrian Dennis - Pool/Getty Images)