乗り越えられるか 阪神ドラ6・中野が22打数無安打の“大ブレーキ”

阪神・中野

阪神のドラフト6位ルーキー・中野拓夢内野手(25)が1日のヤクルト戦に「7番・遊撃」として先発出場するも、二ゴロ、空振り三振、空振り三振の3タコ。これで6戦連続の22打数無安打と〝プロの壁〟に直面中だ。チームも守護神のスアレスが崩れ、1―6と手痛い敗戦を喫した。

華麗な守備と、確実性の高い打撃で遊撃の定位置を勝ち取った背番号51に最初の正念場が訪れたのかもしれない。勝ち越しの期待がかかった、1―1の7回二死二塁の場面でもワンバウンドした低めのボールに手を出し空振り三振。一時は3割を大きく超えていた打率も気が付けば2割6分7厘にまで低下している。

それでも7回に代打を送られなかったのは、復調を信じて待つ虎ベンチの〝親心〟だ。矢野監督も「1年間やるってのも簡単なことではない。相手にも研究されるし、体もしんどくなってくる。そういうのは経験してみないと分からない。バッティングの技術というよりもそっちが(不調の)原因かな」と若武者の再起に期待を寄せた。

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