FRONTEOが慶應義塾とAI医療機器のグローバルライセンスに関する契約を締結

米国・欧州などでの独占的開発・販売にかかる条件に合意

株式会社FRONTEO(以下、FRONTEO)が学校法人慶應義塾(以下、慶應義塾)と、AI医療機器「会話型 認知症診断支援AIプログラム」のグローバルライセンスに関する契約を締結したと、6月29日に発表しました。

国際アルツハイマー病協会の報告では、世界のアルツハイマー型認知症患者数が2050年に2020年比でおよそ9,358万人も増加していることが分かっており、認知症対策は日本のみならず世界的な重要課題であると言えます。

FRONTEOは2015年から慶應義塾大学医学部とともに、医師と患者の日常会話から、認知機能障がいをスクリーニングできるAI医療機器「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の開発に向けて研究を実施。2020年には独占的開発・販売権に関するライセンス契約を締結しています。今回は慶應義塾と、米国・欧州・中国・韓国での独占的開発・販売にかかる条件について合意に至り、グローバルライセンスに関する契約を締結しています。

自由記述のテキストデータや言葉の使用傾向などを解析

「会話型 認知症診断支援AIプログラム」には、FRONTEO独自の自然言語解析AIである「Concept Encoder」が採用されており、自由記述のテキストデータや発話内容・言葉の使用傾向などの解析が可能。医師と患者の日常会話から認知症のスクリーニングができます。

同プログラムは、専門医だけでなく一般医(家庭医)による使用ができ、遠隔診療などといったデジタル医療の進展や医療の効率化・標準化などに寄与していきます。

(画像はプレスリリースより)

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株式会社FRONTEO プレスリリース

株式会社FRONTEOのプレスリリース(PR TIMES)

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