晋平太、フリースタイルラップでメッセージ届ける「自分を好きかそうでないかは自分で決められる」

ゲストの晋平太(左)とパーソナリティ川嶋あい

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『明日への扉~いのちのラジオ~』(ラジオ大阪 毎週火曜 22時~)は、シンガーソングライター 川嶋あいがパーソナリティを務め、新型コロナウイルスの影響で不安を感じている人や孤独を感じている人、生きる希望を見失いつつある人のために送る、明日への扉を開けていこうという番組です。毎週、人に勇気を与えるさまざまな活動をする人をゲストに迎え、川島が聞き手となり、これまでの経験や様々な苦労からどのように前に進んできたのかを紐解きます。6月29日からの2週に渡っては、ラッパーでありYouTuberとしても活躍する晋平太をスタジオに迎えました。

明日への扉~いのちのラジオ~

フリースタイル(即興)ラップの第一人者であり、数々の大会でその実力を示してきた晋平太。現在は、内閣府や自治体、企業などと組んでの「ラップ講座」開催や、日本語ラップを通じての子供を対象とした自己啓発など、社会貢献を意識した活動によるフリースタイルおよび日本語ラップの普及を行っており、そのユニークな取り組みが注目されています。

出会ったばかりの晋平太に、川島は「早速お願いがあります」とフリースタイルラップをリクエスト。二つ返事で応じた晋平太は、川島が指定したテーマを捉えたラップを見事に即興で披露しました。「これがフリースタイルっていうことなんですね」と感心する川島に「便利なんです。その場にあることを歌って、その場にいる人と空気を共有して。初めて会ったヤツとも、ぐるぐるラップを回し合って笑い合って、秒で仲良くなる」とその魅力を語ります。中学生の頃に日本語ラップと出会い、初めて触れるラップやラッパーと呼ばれる人たちの虜になったという晋平太。「めちゃくちゃカッコよかった」とその時の衝撃を語ります。それからラップの世界にのめり込み、18歳で初めての大会に出場し才能を開花させていきました。一見、順風満帆にも見えるラップ人生について「今、振り返れば全部楽しい思い出。でも、川島さんじゃないけど、リアルに『どうにかここまで生きてきた』(川嶋が3月にリリースした曲名)って感じ」と明かします。「(例えば、)自分の息子が『ラッパーになりたい』って言ったら『やめとけよ』って言うような、何の保証もないし、ラッパーで生きてる人なんて知らないよっていう道じゃないですか。アンダーグラウンドだし、沢山の人が知っている文化でもない。いろんな人に心配かけたし、大変な思いもあった。MCバトルで嫌なことを人に言われたり、自分が言わなきゃいけなかったり…」。また、生活のために郵便配達をしていた当時を振り返り「ラッパーになりたくて、他のことをしたくなかったから、不出来な郵便配達員だった」と苦笑いをしました。

現在は、TikTokでの動画配信やボランティア活動も行っているという晋平太。「僕はヒップホップに出会ったおかげで自分や仲間を好きになれた経験がある。一番大事なのは、『自分の好きな何か』や『自分を好きな気持ち』があれば、人生だいぶ楽しくなるんじゃないのかなっていうことだと思っていて。(ラップは)言葉を扱うもの。言葉をどう使うかで人生結構変わる。ラップやヒップホップを使ってバイブス(気持ちや雰囲気)を上げていけよって伝えたくて」とその想いを明かします。「人生は、自分を好きで生きていくのとそうでないのとは全然違う。それは自分で決められること。『じゃ、好きなほうがよくない?』って」。この言葉に、川島も共感。「自分を嫌いになってしまうと前に進めない。今日の自分を好きになることから始めて目覚めることができたら、きっと1日が変わるんじゃないかな」と頷きました。

次週(7月6日)も引き続き、ラップや活動への思いを聞きます。お聞き逃しなく!

明日への扉~いのちのラジオ~

放送局:OBCラジオ大阪 他1局ネット

放送日時:毎週火曜 22時00分~22時30分
※放送局によって日時が異なる場合があります。

出演者:川嶋あい、晋平太

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※放送情報は変更となる場合があります。

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