<レスリング>スウェーデンに代わってポーランドに出場枠…東京オリンピック・女子68kg級

 

 世界レスリング連盟(UWW)は6月30日、東京オリンピックの女子68kg級の出場資格国を、スウェーデンからポーランドに変更したことを発表した。

 同級は2019年世界選手権でジェニー・フランソン(スウェーデン)が銀メダルを取り、オリンピックの出場枠を獲得、4度目の出場を手中にしていた。しかし、2020年2月のドーピング検査で陽性反応を示し、2024年1月27日まで4年間の出場停止処分を受けた(関連記事)。

2015年ワールドカップ(ロシア)で工藤佳代子と対戦しているアグニエシュカ・ビエスチェク(ポーランド)

 スウェーデン協会は出場枠の返上を申し入れ、UWWは同選手権の7位以下の国で、すでに出場枠を取ったナイジェリアを除いて最高の成績だったポーランドに出場枠を与えることとした。

 ポーランドはこれを受け入れた。オリンピックへの出場選手は明らかにされていないが、欧州予選に出場したアグニエシュカ・ビエスチェク(顔写真)が、自身のフェイスブックに喜びの声を掲載している。

 ビェスチェクは2008年北京大会72kg級で浜口京子選手とともに銅メダルを獲得。現在38歳で、出場すれば2016年大会に続き3度目のオリンピック出場。

 

 

© 公益財団法人日本レスリング協会