沖縄新たに63人コロナ感染 死者は4人 県「高止まり懸念」(7月2日朝)

 沖縄県は1日、新型コロナウイルスの患者4人が亡くなり、新たに10歳未満から90代までの63人の感染を確認したと発表した。累計の死亡者数は187人、感染者数は2万846人。新たなクラスター(感染者集団)が3例あった。 亡くなったのは沖縄市の80代男性、うるま市の80代女性と60代男性、浦添市の70代女性の4人。

 1日の感染者数は15日連続で2桁となったが、前週の同じ曜日(62人)を上回っており、県は「高止まりの懸念がまだある」と説明している。前週の同じ曜日を上回るのは、6月3日以来約1カ月ぶり。県によると携帯電話の位置情報から、那覇市や石垣市、宮古島市で県外からの滞在者の夜間の人流が増加傾向にあるという。

 63人の年代別は20代14人、30代12人、40代8人、10代と50代が各7人などだった。推定感染経路が判明しているのは34人で、家庭と職場が各12人、施設5人、友人知人3人、飲食1人、そのほか1人だった。

 新たなクラスターは、那覇市の宿泊施設で50~60代の計5人、那覇市の事業所で10~50代の計8人、県内の同一家族7人の3例。累計は246例。米軍関係は新たに3人の感染が県に報告された。

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