広島・鈴木誠がG菅野撃ち2ラン!コロナ直撃した侍の主砲は復調気配

菅野撃ち2ラン!気を吐いた鈴木誠

復調気配を見せている。東京五輪の野球日本代表に内定している広島の鈴木誠也外野手(26)が1日の巨人戦(東京ドーム)に「4番・右翼」で先発出場。チームは最下位に沈む苦しい状況だが3打数1安打2打点と気を吐いた。

見せ場は2―0の3回一死一塁だ。巨人先発で同じく日本代表に内定している菅野の144キロ直球をとらえバックスクリーンへの11号2ランとした。鈴木誠は「追加点を取れて(先発の)昂也の援護になって良かった」と話したが、試合は逆転負けを食らった。

今年、鈴木誠はさまざまなアクシデントに見舞われている。5月に新型コロナウイルスの陽性判定を受け、復帰後の6月にはワクチン接種による副反応の症状が出た。コイの主砲は「普通じゃないことが起きているので」と明かす。

コロナで10日間の隔離生活を送った。またワクチンの副反応による療養もあり体への影響を自覚する。「こんなに体力なかったかなと…」。それでも試合に出場し続け「出たからにはしっかりやらないといけない」と気を張る。

そんな状態から少しずつ持ち直し、この日を含む直近の5試合で3本塁打。東京五輪の初戦・ドミニカ共和国戦まで残り1か月を切った。2019年のプレミア12でMVPを獲得し4番としての期待も大きい主砲が一歩ずつ前に進んでいる。

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