ジャパネット職場接種 福岡、長崎 予約5000人分キャンセル

 新型コロナウイルスワクチンの職場接種を進めている通販大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)は1日、ワクチンの追加確保が困難になっているため、既に受け付けた予約のうち、福岡会場は3日以降、長崎市会場は5日以降を全てキャンセルすると明らかにした。
 1日開いた接種に参加する団体、企業向けのオンライン説明会で明らかにした。これまで会場ごとに必要ワクチン数を申請し、毎週配達される運用になっていたため、ワクチンが届く前提で予約を受け付けていた。しかし、全国的に職場接種による申請が殺到し、届かない事態となっている。両会場では同社が保有しているワクチンに対して予約人数が上回っており、計約5千人分が不足。新規の予約受け付けを停止している。
 福岡は2日分、長崎市は4日分までは接種を実施。再開時期は未定で、ワクチン供給のめどが立てば、再度予約を受け付ける。

 


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