雲仙温泉街へファンら”聖地巡礼” ご当地『温泉むすめ』にそそぐ熱い愛

温泉むすめの奉納コーナーと内田さん=雲仙市小浜町雲仙、雲仙スカイホテル

 全国の温泉地をモチーフにした約120の美少女キャラクター「温泉むすめ」。メンバーの「雲仙伊乃里(いのり)」が盛り上げる雲仙市の雲仙温泉街には、多くのファンが“聖地巡礼”に訪れている。
 「むすめ」は観光庁が後押しする地域活性化の取り組みとして2016年に誕生した。ファンは温泉地を巡り、ご当地キャラの缶バッジなどを集め、代わりにほかの温泉地のキャラグッズを置いて帰る“奉納”を楽しんでいる。
 雲仙温泉街の雲仙スカイホテルは2月、ロビーに奉納コーナーを設け、各地のキャラの缶バッジなど80点以上が集まっている。若おかみの内田亜希子さん(42)は「コロナ禍でもファンの温泉愛は熱い。コーナー増設も考えないと」と感謝。

© 株式会社長崎新聞社