船越英一郎、リリー・フランキーら追加キャストが一挙解禁! 斎藤工×秋元康の謎多きドラマ「漂着者」

テレビ朝日系で7月23日にスタートする連続ドラマ「漂着者」(金曜午後11:15。一部地域で放送時間が異なる)に、船越英一郎、リリー・フランキーらが出演することが分かった。

企画・原作を秋元康が手掛ける同ドラマ。ある地方の海岸に、斎藤工演じる全裸のイケメン男性が漂着し、偶然この男を発見した女子高生たちがSNSに動画を投稿したことでバズり、男は一躍時の人に。男は、発見された際に発した言葉が、アーネスト・ヘミングウェイの作品に出てくるものだったため、ネット上で「ヘミングウェイ」と呼ばれる。そして、記憶もなく自分が何者かも分からないものの、世間を騒がせている事件を解決に導く予言めいた力を発揮したことで、次第に人々からあがめられる存在になっていく。

船越が演じるのは、漂着したヘミングウェイが運び込まれる病院の精神科医で、後に担当医となる国原栄一。「いずれは秋元さんの世界に参加したいという願望がずっとあったので、お話をいただいた時は、僕の中で『満を持して、ついに!』という思いでした」と語る船越は、「これだけ長く役者をやっていると普通はだいたい先々の予想がつくんですが、このドラマは全く読めない! 物語自体がどこに向かって行くのかも分からない中毒性のあるドラマです。『漂着者』というタイトルのように、このドラマがどこに漂着するのか…僕も皆さんと一緒に楽しみたいと思います」とコメント。

ヘミングウェイが予知した、女児失踪事件の現場近くにある寺・雲行寺の住職・深見龍之介役を演じるリリーは「工くんも僕も、変わった作品に出たがる、そして変わった作品に呼ばれがちという特徴があるんでしょうね(笑)」と主演・斎藤との共通点を分析。さらに、「そんな工くんが全裸で流れ着くところから始まる物語なので、もはや何が起きても不思議じゃない。僕も台本を読みながらいろいろと想像しています。出演者もみんな『もしかして俺が犯人かも!?』と思いながらやっている、あまり見たことのない面白い企画だと思います。想像をはるかに超えてくる、多様性のある展開が待っていると思いますので、頭の中でいろいろな結末を想像しながら楽しんでください」と見どころを語った。

また、生瀬勝久と戸塚純貴が事件の捜査をする中でヘミングウェイの存在を知り、犯人ではないかと疑うことになる刑事・柴田俊哉、野間健太をそれぞれ演じる。

生瀬は「僕が演じる柴田は、設定として、そこかしこに“昭和の化石みたいな人”という要素があるので、そこを意識しています。僕自身も昭和の人間なのでイメージはしやすいですね。そんな人が、令和の時代にどうやって生活しているんだろう?という部分を付け足しながら演じています」と明かし、「斎藤工さんとは共演経験はあるのですが、前回はそこまで絡むことがなかったんです。独特な雰囲気で、“同じタイプの人がいない”というのが僕の印象です。声も魅力的だし、僕には全くないものを持ってらっしゃる方だと思います。そんな斎藤さんと今回はガッツリ絡むので楽しみです。あと、ヘミングウェイの独特な見た目に関しては…負けたくない、負けないぞ!という気持ちです(笑)」と意気込む。

生瀬とバディを組む戸塚も「5年ぶりに共演させていただく生瀬さんとのバディということで、より一層気合が入りました! 僕が演じる野間にも実は裏がある…かは、分かりませんが、フレッシュな(?)若手刑事として、生瀬さんといろんな意味でかき乱していけるようなキャラクターにしたいですね。見てくださる視聴者の皆さまやスタッフ、キャストの方々もいい意味で裏切っていければと思います」気合十分だ。

そして、ヘミングウェイの身元引受人となる、謎に包まれた人物・ローゼン岸本役を野間口徹が務める。「出演のお話をいただいた時は、ただただ『うれしい!』という気持ちでした。大好きな役者さんたちとご一緒できるのが楽しみで仕方ありません」と喜ぶ野間口は、「台本を読んで、まず思ったのは『日本…なのか?』」ということ。よく分からないんですが、早く次の話が読みたい!と思いました。僕は、ローゼン岸本という物語の謎の部分を担う人物を演じます。先々の変化を楽しみにしていただきたいですね。斎藤工さん主演のこのドラマ、きっとのめり込んで見ていただけると思います。皆さんの考察を、お待ちしております」と視聴者がSNSで盛り上がるであろうことを予測している。

そのほか、漂着したヘミングウェイを発見した女子高生3人組を太田奈緒、隅田杏花、吉田志織が、白石麻衣演じる新聞記者・新谷詠美の上司で、新潟北陸新聞社の社会部キャップ・橋太を橋本じゅんが演じることも発表された。

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