【名古屋場所】綱取り初挑戦の照ノ富士 師匠・伊勢ヶ浜審判部長は「優勝に準ずる成績なら十分可能性ある」

夏場所で優勝した照ノ富士は伊勢ケ浜親方の見守る中、賜杯を受け取った

大相撲名古屋場所(4日初日、愛知県体育館)の取組編成会議が2日、名古屋市内で開かれた。初めて綱取りに挑む大関照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)は初日に幕内遠藤(30=追手風)、2日目に小結若隆景(26=荒汐)と対戦する。

この日、電話取材に応じた師匠の伊勢ヶ浜親方(60=元横綱旭富士)は、照ノ富士について「他の関取衆とあまり稽古できていないので、万全とは言えない。だけど、その中でやれることはやっている」と現状を説明。勝負の15日間となるが、気負いを感じている様子はなく「結果とかそういうものは後からついてくる話ですから。その中で頑張るしかない」と強調した。

横綱不在とはいえ、本場所では圧倒的な強さで大関としての責任を果たしている照ノ富士。伊勢ヶ浜親方は審判部長の目線でも「成績もずっと安定している。優勝も2回続けてしているし、それに準ずる成績であれば十分可能性はあるんじゃないですか」と期待を寄せた。

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