巨人・菅野の最短復帰について原監督「奇跡的に非常にコンディションが上がれば」

原辰徳監督

五輪出場に暗雲が立ち込めた。巨人の菅野智之投手(31)が2日に、今季4度目となる登録抹消。前半戦での復帰も絶望的となった。

菅野は6月16日に今季3度目の登録抹消となると、再調整を経て今月1日の広島戦(東京ドーム)に先発。完全復活といきたいところだったが、3回途中4失点でまさかのKOと、意地を見せることはできなかった。

トンネルの出口は想像以上に遠そうだ。最短での一軍復帰となれば、前半戦終盤での登板にも間に合う計算だが、原辰徳監督は「間は空けとくということは、果たして。まぁ奇跡的に非常にコンディションが上がればね、そのことはないとは言えないね。やっぱりかなり本人は首をひねる状態であったということは間違いないでしょう」と、長期離脱の可能性も示唆した。

代表メンバーに選ばれている東京五輪出場も、1つの懸念事項に…。原監督は「(出場は)本人とNPB含めた稲葉監督等々が決めることだと思います。まぁ私は全くそれに対しては協力態勢であるということしか言えませんね」と、右腕の意思を尊重することを明言。当然、菅野自身から辞退の申し出があれば、代表選手の再考を余儀なくされる。右腕の動向に、今後より一層、注目が集まりそうだ。

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