台湾華語で「ラブラブ」ってなんて言う?―話題のBLドラマ「Be Loved in House」から知る台湾のこと

台湾・高雄生まれ、来日7年目のローズさんは台湾で10年間劇団に参加し、ドラマを観ることが大好き。毎日、日本人の旦那さんと日台文化の違いを楽しく体験しています。そんなローズさんに台湾ドラマを観て感じた小さな疑問や台湾のくらし、文化について聞いてみました。今回の題材はビデオマーケット、Rakuten TVで配信中の「Be Loved in House 約・定~I Do」です。

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ローズさん: 最近ハマっている台湾ドラマありますか?

― 最近は最新BLドラマ「Be Loved in House 約・定~I Do」にハマってます!  胸キュンキュンでたまりません♡

ローズさん: お! 私も観ていますよ! 「ピンクのバブル」がいっぱいあってカワイイですよね♡

― ピ、ピンクのバブル…? そんなの出てきましたっけ!?

ローズさん: あ、そうか日本語では伝わらないですよね。テンションが上がって、思わず台湾華語の言い回しで言ってしまいました(笑)。第6話に、こんなシーンがあったのを覚えていますか?

「Be Loved in House 約・定~I Do」第6話より© 2021“Be Loved in House - I Do” Partners All Rights Reserved.

― 覚えています! でも、これのどこが「ピンクのバブル」なんですか?

ローズさん: この日本語字幕が「ラブラブ」となっている部分、実は台湾華語では「粉紅泡泡」(フェンホンパオパオ)と言っているんです。

「粉紅」(フェンホン)というのはピンク色、「泡泡」(パオパオ)は漢字の通り、「バブル(泡)」という意味なので、「粉紅泡泡」(フェンホンパオパオ)を直訳すると「ピンクのバブル」。この言葉は、恋愛中の人のラブラブの様子を表したり、好きな人の話をしている時の幸せな表情を表すときに使うんですよ。

― へぇー! 可愛くて素敵な表現ですね。フェンホンパオパオ、今度使ってみよう!

ローズさん: それならもう一つ、面白い台湾華語の恋愛表現をお教えしましょう! 第7話のこちらのシーン。

「Be Loved in House 約・定~I Do」第7話より© 2021“Be Loved in House - I Do” Partners All Rights Reserved.

ローズさん: このシーンでハンク・ワン(王碩瀚)が演じるシー・レイ(石磊)が台湾華語で言っている「我要被閃瞎了」(ウォ ヤオ ベイ シャン シャ ラ)という言葉。

ここでの「閃」(シャン)は、元々は「ピカピカする」という意味ですが、恋人のラブラブな様子を表す時にもよく使わるんです。若干からかっているようなニュアンスもあるかな。その次の「瞎」(シャ)は、本来は「目が見えない」という意味なので、このセリフは「2人の愛がまぶしすぎて目が見えなくなってしまうよ」という意味です。

― 「まぶしい」という言葉、日本語でも同じような使い方をするときがあるんですよ!  違う言語でも、似たような表現をしているのが面白いですね。

ローズさん: そうですね、言語って本当に面白い!

― ありがとうございました。また「Be Loved in House 約・定~I Do」で覚えておくと楽しい台湾華語を教えてくださいね!

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