生理の貧困解消を 男女共同参画センターが寄付募集

市男女共同参画センター入り口に設置された生理用品の寄付受け付けボックス

 経済的困窮などを理由に生理用品を購入できない「生理の貧困」解消につなげようと、宮崎市男女共同参画センター「パレット」(椎木隆センター長)は1日、生理用品の無償配布と寄付募集を始めた。同センターは「活動をきっかけに困窮する女性の相談、支援につなげたい」としている。
 配布するのは宮崎市社会福祉協議会や同市のボランティア団体などが、災害時用に備蓄していた未使用のナプキンで、20セット(1セット約40枚)を準備した。希望者は同センター入り口と女子トイレに置いてある専用カードを窓口に提示すれば受け取ることができる。
 今後は、配布する生理用品を寄付で賄っていく考えで、未使用品の寄付を同センター入り口に置いた専用ボックスで受け付ける。椎木センター長は「活動が社会全体で『生理の貧困』に苦しむ女性を支える仕組みになればうれしい」と話していた。
 配布、寄付受け付けは午前9時~午後9時(日曜日は午後5時まで)。火曜、祝日休館。同センター(電話)0985(25)2055。

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