自民党横浜市連が2日、総務会を開き、市長選への出馬を表明した前国家公安委員長小此木八郎氏(56)=衆院神奈川3区=への対応を協議した結果、意見が一致せずに結論を持ち越したことが関係者への取材で分かった。
今後話し合いを重ね、日を改めて総務会を開くとしているが、小此木氏の支援を巡り、党内での混乱が深まりつつある。
関係者によると、この日の総務会には市連会長の坂井学官房副長官(5区)ら市内選出の国会議員や県議、市議の代表らが参加し、1時間半近く協議した。
出席者からは「小此木氏は大変功績がある方なので推薦して戦うべき」「自主投票でやるべきだ」「IR(カジノを含む統合型リゾート施設)の旗を降ろすべきではない」など、さまざまな意見が出たという。